ストロークラリーが続かない方への対処法(初級編)

グラウンドストローク

テニスで打ち方を覚えた後、さあ仲間とラリーをしよう!でも「ラリーを続ける」ってとても難しいですよね。。。

頑張って打っているけどすぐにラリーが途切れてしまう、返せなくなってしまう、相手に迷惑をかけてしまう。

こんな悩みをテニスレッスン歴25年のhachizooと一緒に解決していきましょう!

お悩み初級者
お悩み初級者

週末に仲間とテニスをしています!

ですが、ストロークラリーが続かないことが悩みです。

狙ったところに飛ばせず、いつも迷惑をかけている気がします。

ラリーが長続きするコツみたいなものはないでしょうか?

hachizoo
hachizoo

テニスを覚えて、仲間とラリーをしていると必ず当たる悩みですよね。

テニスが対人のスポーツである以上、自分だけの問題であるとは言えませんが…。

自分で解決できるポイントはいくつかありますので、一緒に習得していきましょう!

結論から言うと、ストロークラリーを続けるコツは、「ポジショニング」「ペース配分」「バウンド地点を狙う」の3点です。

それでは解決していきましょう!

この記事で分かること

ストロークラリーが続かない主な原因

  • ポジショニングが理解できていない
  • オーバーペースでラリーをしてしまっている
  • バウンドする場所を狙っていない

ストロークラリーを続けるための解決法

  • 基本はベースライン1歩後ろに戻って構えなおそう!
  • お互いが準備時間を確保できる力加減でラリーをしてみよう!
  • バウンドする場所に意識をして狙いをつけてみよう!

ストロークラリーが続かない主な原因

ポジショニングが理解できていない

お仲間とテニスコートでストロークの打ち合いをしたとします。もし、双方がテニス未経験者であれば、お互いがどんどん近づいて行ってしまったり、打ったところに留まって次のボールが取れなくなってしまったりすると思います。

テニスがある程度経験のある初級レベルの方も、気づかずに同じような状況になっている可能性があります。

ベースラインの内側(コート内)に構えてしまい、大きなボールをバウンド直後に打たなければならず振り遅れてしまう。

コート端に追いかけてボールを取りに行き、返したは良いもののその場に留まってしまい、反対側に打たれたボールに追いつけなくなってしまった。

こんな経験は無いでしょうか?でも初級者の方は「自分の打ち方が悪いのかなあ?」と原因を打ち方にフォーカスしてしまいがちなのです。これでは解決が遠くなってしまいますね。

オーバーペースでラリーしてしまっている

誰しもビシッとした強打には憧れますし、プロ選手が壮絶なラリーをしているところを見ていれば自分もやってみたい!という気持ちになりますよね。それはとても理解できます。

しかし、こと「相手とラリーを続ける」という事を考えると、デメリットが多いです。

まずは相手サイドからみて、強打ばかり飛んでくると、準備時間がなく苦しい思いをすることになります。また、「この人、本当にラリー続ける気があるのかな?」と思われてしまいますよね。

また、相手が強打を返せるレベルだったとしても、時間的な問題は自分に跳ね返ってきます。当然なのですが、速いボールを打てば相手からも速く返ってきてしまうので、自分の次の準備時間が足りなくなってしまい振り遅れてしまうことにつながるわけです。

双方がオーバーペースでラリーをしていると、「続ける」ということに関しては成立しにくいですね。

バウンドする場所を狙っていない

特に初級レベルのうちは無意識に、「テニスコートのどこにバウンドさせよう」ではなく、「相手のいるところに狙おう」となってしまっていることが良くあります。

「相手のいるところ」とは、コートの奥であり(ベースラインよりも後ろかもしれません)、狙えば狙うほどアウトしてしまう可能性が高くなってしまいます。

当然なのですが、ストロークラリーは相手とワンバウンドで打ち合うので、バウンド地点ではなく相手のいる場所を狙ってしまえば、ラリーが成立する可能性は低くなってしまいます。

ストロークラリーを続けるための解決法

基本はベースライン1歩後ろに戻って構えなおそう!

ストロークでのラリーが「コート内でワンバウンドするボールを打ち合う」ものである以上、一番大きなもので自コートのベースライン上にバウンドするボールを返せなくてはなりません。

自コートのベースラインにバウンドするボールを、ベースラインの内側にポジションしていたら絶対に返せませんよね。むしろノーバウンドになってしまいます。

このことを考えると、最初のポジショニングや戻る場所は自コートのベースライン後方が望ましいです。基本はベースライン1歩後ろに構えられると様々なボールに対処できます。

相手のボールのスピードや大きさに応じて、若干ポジションを前後しましょう。ボールにパワーがある人との相手は少し下がって構えて、ボールに勢いのない人との相手はもう少し前にポジショニングしても良いかと思います。

「基本はベースライン1歩後ろに構えて、相手によって調整しよう!」これでラリーで自分の準備時間を確保できますので、正確な返球がしやすくなりますよ!

お互いが準備時間を確保できる力加減でラリーをしてみよう!

プロ選手や上級者のウォーミングアップラリーを見たことがあるでしょうか?

ここで最初から思い切りハイスピードで打つ人はいません。最初はお互いが楽に続けられるレベルでのラリーをして、徐々にスピードやパワーを上げていきます。

初級者の方はこのペース配分が苦手な方が多いですね。気が付いたら思い切り打ってしまう。でもそれをすると相手も返せなくなるのでラリーが成立しなくなってしまいます。

そんな時は「サービスライン同士で行うショートラリー」がお勧めです。相手が近いので、強制的に緩く打たざるを得ないので、力のコントロールには最適と言えます。

ショートラリーに慣れてきたらお互い少しずつ下がって通常のラリーポジションまで行きましょう。この時、急にペースを上げてしまうと意味がないので、少しずつスピードやパワーを上げていくようにしてみてください。

「ロングラリーはショートラリーの延長」と位置付けてあげれば、そこまでオーバーペースにはならなくなると思います。是非心がけてみてください!

バウンドする場所に意識をして狙いをつけてみよう!

お互いがベースライン同士でストロークラリーをするときに、最も返しやすいボールはどこに弾むかを考えてみましょう。

スピードやパワーにもよるのですが、だいたい相手のサービスライン少し後方にバウンドさせることが出来れば、「相手がほとんど動かずに」取れる位置であると思います。

お互いがほとんど動かずに打球出来れば(もちろんその場でも細かく足は動かす必要はあります)、双方に余裕がありますのでラリーが続く確率がぐんと上がります。

もし可能でしたら上記の理想のバウンド地点にディスクマーカーなどの目標を置いておくのをお勧めします。ペットボトルでも良いかもしれません。ボールを置くのも良いのですが踏んづけてしまうとねん挫しますので注意してください。

お互いが「バウンド地点を目標にする」ことで、返しやすいボールを打ち合える=ラリーが続くという結果になりやすくなりますよ!

まとめ

ストロークラリーを続けるための解決法

  • ポジショニングはベースライン1歩後方で!相手によって調整をしよう!
  • ショートラリーの延長でペース配分をしよう!お互いが余裕を持てるスピードで!
  • バウンド地点に目標を置き、お互いが返しやすいボールを送れるようにしよう!

ストロークラリーがつながってくると、なにより楽しいですよね!また、ラリーを続けることが上手な人はサークルなどのコミュニティでもとても重宝されます。是非、ラリー上手になって素敵なテニスライフを送れるようにしてください!

以上、参考になれば幸いです!


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