テニスのストロークでチャンスボールが来た!バシッと打ち込んで決めれたら爽快ですよね!
でもこのようなお悩みが多くないでしょうか?
「チャンスボールを打とうとするとアウトやネットしてしまう」
「チャンスボールが思い切り打てなくて決まらない」
「相手の止まるボールやゆっくりなボールがとても苦手」
解決法は、打点の定着、止まる場所の定着、打点に目を残すの3つです!
レッスン歴25年のhachizooが、お悩み解決法をわかりやすく解説いたします!
相手の浮いたチャンスボールを強打しようとすると
いつもアウトやネットをしてしまいます。
そのうち怖くなって、強く打てなくなってしまいました。
何とかチャンスボールをストロークでミスしない方法が知りたいです!
相手の速いボールへは対応できるのですが、
とにかくゆっくりと止まるようなボールが苦手です。
チャンスボールとはわかっているのですが、
いつもリズムが取れずにミスや威力が弱くなってしまいます。
チャンスボールをしっかりと強打できるようになりたいです!
テニスのチャンスボールをストロークで強打する。
実はここに苦手を感じている方は多いです。
結論から言うと、①打点を定着させる②止まる場所を決める③打点に目を残す
この3点でだいたい解決できると私は考えます。
一緒に見ていきましょう!
この記事で分かること
・テニスのストロークのチャンスボールをミスしてしまう方の主な原因
・テニスのストロークのチャンスボールをしっかりと決めるための解決法
①打点を定着させる 高さと力が入るポイントを知って覚えよう!
②止まる場所を決める 適正な打点で打つために、どこで止まるかを考えよう!
③打点に目を残す 身体の向きや姿勢を適正に保ち、安定させよう!
テニスのストロークのチャンスボールをミスしてしまう方の主な原因
テニスのチャンスボールをストロークで強打する。プロ選手ならだれもが行っていることですよね。私たちも決まれば爽快感があり、テニスが楽しくなります!
ただ、このショットを苦手にしている方は意外と多いです。私のレッスンしている所感では、中級レベルくらいでも悩んでいる方が結構いる印象です。
チャンスボールに限らず、「ゆっくりと飛んでくるボールや止まるボールが苦手」という方は結構多いですね。相手のパワーを利用しながらカウンター系を得意にする方に多い傾向があります。
まずはミスしていく傾向や原因を抑えながら、後半で解決法を探っていきましょう!
原因①そもそも打点が定まっていない
初級者に多いのは、そもそも自分のチャンスボールを打点が分かっていない。というのは良くあります。すべてでは無いですが、ストロークのチャンスボールはネットより高い位置で打点を取ることになりますので、通常のストローク(低い打点)とは場所が違います。
力の入るポイントが分からなくて、打点が遅れてアウトしたり、威力が出なかったりしていませんか?
また、中級者までに多いのが、「打点が定まっていない」ことです。こういう方の特徴は、打つたびに打点の位置や高さが変わっている。イコール、フォームもいつも変ってしまうという事になります。
一定のスイングが出来ないため、安定には程遠く、自信が持てなくなるために強く打てないという悪循環に陥りやすい状況になってしまいます。
原因②止まる場所がおかしかったり、動きながら打ってしまっている
チャンスボールは浅く前に止まるボールが多いですので、当然打ち込む側は前に走って行って打つことになります。
上手くいかない方は、「前に行き過ぎてバウンドに近すぎるので準備ができない」という事が多いです。ワンバウンドの位置に近すぎると、ボールが跳ねてからすぐに打たなければならないため力が入りにくかったり準備が出来ず振り遅れてしまう結果になってしまいます。
また、「動きながら打ってしまって打点がずれる」という方も多いです。足を踏み込みながらインパクトしてしまったり、走りながら打ってしまいバランスを崩してしまったり。どちらにせよ正しい打点で定着させることが難しくなってしまいます。
原因③打球の行方や相手の事を見てしまい、身体の向きやバランスが崩れてしまう
試合やラリーになれば、当然相手がいます。そして、チャンスボールを決めるともなれば、相手のいないところに打ち込みたいですよね。
そうなると、相手の動きを見てしまったり、自分の打つボールの未来の行方に目が行ってしまいがちになります。そうすると身体の向きが開きすぎ(正面に向きすぎ)になってしまったり、身体が突っ込み過ぎてバランスを崩してしまうことに繋がってしまいます。
結果として、アウトもネットも出てしまいますし、狙ったところとずれて飛んでいく可能性もあります。球出し練習ではきちんと打てるのに、ラリーや試合になるとミスする方はこの原因の可能性が高いと思います。
テニスのストロークのチャンスボールをしっかりと決めるための解決法
チャンスボールをミスする主な原因を抑えたところで、今度は解決法です。簡単にできる練習方法と共に解説していきます。
原因①に対する解決法 打点を定着させる 高さと力が入る位置を覚えよう!
打点を定めるためには、まずは「打点の高さ」を決めましょう。
チャンスボールが飛んできたとき、いろいろな高さでストロークを打球してしまうと打ち方や打点がそれぞれ変わってしまいます。これでは定着させることは難しいですよね。まずは「チャンスの時はこの高さで打つ!」と決めて、そこで打ち続けることが定着のコツです。
例えば「肩の高さで打つ」と決めたとしましょう。そうしたらチャンスボールは極力肩の高さで打球するように心がけましょう。頭の上までバウンドするようなボールならば肩の高さまで待って打つ。ぎりぎりの高さならば落ちる前に速いタイミングで捉える。そのように意識すると打点が定着してきます。
次に考えることは、「自分のグリップならばその高さで打つ時にどこが力が入るポイントか?」を知ることです。例えばウエスタングリップならば相当前になりますし、イースタンなどの薄めのグリップならばもう少し手前になります。
お勧めの練習法としては、ネット際で変化の少ない「手出しの球出しボール」で繰り返し打点を確認しながら練習することです。手出しならば、自分で投げてから打つことも出来るので、1人でも練習できることが利点ですね。
テニスコート以外では素振りで確かめることも有効ではありますが、力の入るポイントを意識して行わないと、本当にただの素振りになってしまいますので注意してくださいね。
繰り返し打球して確かめて、打点を身体に覚えこませることが大切です!
原因②の解決法 止まる場所を決める 適正な打点で打つために、どこで止まるか考えよう!
打点が定着してきたら、次はフットワークです。せっかく打点が分かっていても間違った場所に止まってしまったり、動きながら打ってしまっては正しい打点で打つことはできません。
それではどこで止まれば良いのか?これを知るためにはワンバウンドで「ボールキャッチをしてみる」ことが有効です。
相手にチャンスボールを出してもらい、自分はワンバウンドしてきたボールを「チャンスボールを打つ打点の高さでキャッチする」ことを心がけましょう。バウンド地点に近ければ時間が無くなり難しくなります。後ろ過ぎればボールが落ちてきてしまい高い打点でキャッチできません。
どのあたりで止まれば、余裕を持って設定した打点の高さで取れるのか?を考えながら行ってみてください。おそらく思ったよりも後ろで止まったほうが余裕を持ってキャッチできるはずです。
これが出来たら実際にラケットで打球してみて、止まる場所を定着させましょう。前に走って行ってもきちんと打点が前で取れていること!身体のバランスが崩れていないこと!が出来ていれば合格です。
原因③の解決法 打点に目を残す 身体の向きや姿勢を適正に保ち、安定させよう!
さて、最後の原因の解決法です。試合などの緊迫した場面になればなるほど、慣れていない方は相手を見ながら、行方を見ながら打ってしまいがちです。
ここではそれを防ぐために、「打点に目を残す」癖をつけていくことをしましょう。
打点に目を残すといっても、インパクトの一瞬を必ず見なければならないというわけではありません。見えることが重要なのではなく、打点に目線を残すことによって相手を見なくなったり行方を見なくなったり出来ますので、身体の向きや姿勢が安定するメリットがあります。
特に姿勢は「目線に引っ張られる傾向」があります。目線が行方を見ていると、身体もそちらに引っ張られていきますので、いわゆる「身体が泳いでしまう」状態になりかねません。
そうした意味でも、「目線を打点に残して、身体の向きや姿勢を安定させる」ことはとても大切です!
相手が見えなくなるので不安感はありますが、慣れると打点を見てから相手や行方を見ても十分間に合うことが理解できてきますので、頑張って練習して定着させましょう!
まとめ
テニスのストロークのチャンスボールをミスしてしまう方への解決法
・自分の打つ高さを決めて、そこでの打点を定着させよう!
・ボールキャッチなどで正しい止まる場所を見極めよう!
・打点に目線を残して、身体の向きや姿勢が崩れないようにしよう!
チャンスボールが決まるようになれば、テニスの爽快感や自信につながります!練習ポイントを押さえてストロークで攻められるように頑張ってください!
以上、参考になれば幸いです!
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