テニススクールで上手くならないと思っている方への解決法

テニス脳~上達のための考え方~

テニススクールに通い始めの頃は、覚えるショットが新鮮でどんどん上達を感じるものでは無いでしょうか?

しかし、少しスクールに慣れてくると、ちょっと伸び悩む時期が訪れるものです。

「ちっとも上手くなっている気がしない」「ミスばかりで周りに迷惑をかけてしまう」

結論は「停滞期もあるのでミスは気にする必要はない!ミスをするのはお互い様。」です。また「スクールでは自分の上達の目標」を立てることで効率的な上達を目指しましょう!

こういう悩みを持つ方は、「スクールでの気持ちの持ち方、上達の目的」などを作っていきながら最適な環境を整えましょう!

スクールコーチ歴25年のhachizooがお答えいたします!

お悩みスクール生
お悩みスクール生

テニススクールに入って半年、初中級クラスです。

初中級に上がったはいいものの、ミスが多く、サーブもダブルフォールト。

ラリーやゲームで相手やクラスの方に迷惑をかけている気がして、悩んでいます。

また初級クラスに戻ってやり直した方が良いのでしょうか?

hachizoo
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「迷惑をかける」ことに関しては、お互い様ですので一部を除いては気にする必要はないです。

どんなレベルでもどんな人でもミスをすることはありますので。

それよりもどうなれば「上手くなった」と感じられるのかを大切にしましょう。

自分の求めるテニスによって、「上手くなる」というのはそれぞれ違うからです。

テニスの上達には、爆発期と停滞期があることを知ろう

経験者の方は、テニスを始めた時を思い出してください。

新しく覚えることがとにかく楽しく、ラケットの芯に当たって良いボールが飛んだ時の爽快感、ラリーがつながったときの達成感!すべてがポジティブな経験ですよね。

そしてそんな時は、実力も爆発的に伸びるものです!特に初心者~3か月くらいまでは、適正な指導を受けていればほとんどの方がこの上達を実感できます。

そして、いろいろな知識やいろいろな技術が頭に入ってからが「停滞期」の訪れとなります。イメージは出来ているのだけど身体が思い通りに動かない。同じミスを繰り返して上達を感じられない。同じレベルの方にミスをして迷惑をかけていると感じてしまう。などですね。

まず、この「停滞期」に関しては、誰しも起こることですので、「受け入れましょう!」

誰しもが悩みもなく順調に上達すれば、全員がプロになれます。自分の置かれた様々な与件(運動能力、筋力、脚力、年齢、メンタリティなど)に左右されながら、停滞期も爆発期も受け入れることが大切だと思います。

停滞期でもあきらめず、自分には何が出来るかを創意工夫して、結果が見えなくても少しでもコツコツ練習していく。そのような方が、次の爆発期を迎えられます!

爆発的に実力が上がるときは、漠然とはしていますが、「頭で考えていることが、身体に染み付いて、考えなくても出来るくらい定着した」時に起こると私は思います。(実際にそういう生徒さんが多かったです)

トップスピンの打ち方を試行錯誤しながら頭で考えてトライしていて、ある日を境に考えなくてもそのスイングが定着して安定するようになった。このような例はどんなレベルでもあります。あきらめずに様々な方法を試すことが停滞期を脱する方法だと思います。

ちなみに「スクールでミスをすると相手に迷惑をかけている」と感じてしまうことは人間として自然の心理ですが、コーチ側としてはそこまで気にする必要はないと思います。ひとことで言うならば「お互い様」だと思いますので。

同じレベルで、相手のミスを攻めることは「自分は絶対にそんなミスをしない」と宣言しているようなものです。そして同じレベルである以上、そんなことは絶対にありえないと思います。

なので、基本ミスについてはあまり迷惑を気にする必要はありません。素直に周りの方に「ごめんなさい」と言う事が出来れば、角も立たずに良いのではないでしょうか。

ただ例外が2つあります。これは相手やスクールの雰囲気を壊すのでとても注意が必要です。

「人(特に男性が女性に対して)にぶつけるようなボールを打ってばかりいる」

「テーマが繋げることなのに、ずっと強打ばかりして繋ぐ意思がないように見える」

テニススクールはスクール生同士のラリーも多いですので、こんなことをしていては単純に「嫌われて」しまいます。わざとやるのは控えた方が良いですし、他のスクール生と上手くできなければ相手がいなくなり、自分も上達できません。

もし意図と反してそのようなボールが行ってしまったら、真摯に謝ったほうが良いと思います。

スクールでは「自分の上達の目的」を明確しよう

テニススクールに通う目的が「健康維持」で上達目的がないならば、このことは考える必要はありません。

でも少しでも上達意欲がありスクールに通っているのであれば、「自分の上達の目的」を考えることは非常に重要です。

①どのレベルまで行きたいのか? → プロレベル? 草トー優勝? 上級者? ラリーが出来る?

②どうして上達したいのか? → 試合に勝つため? 仲間によく見られたいため? 健康のため?

③どこを上達したいのか? → ストローク?ボレー? フォーム? ラリー力? 試合展開?

このような事が定まっていれば、コーチにそれを伝えて具体的なアドバイスを求めることが出来ます。

実際コーチ側からも、これらの事が明確になっている方はアドバイスがより具体的に出来るのでありがたいですし、伝えるべきことが伝わるので良いと思います。

まだ「上達の目的」が定まっていない方はこれを機会に考えてみてください。もちろん、「何も考えずテニスを楽しむ!」という事もスクールに通う目的として大いにありだと思います!

自分のテニスを客観的に見たうえで、他者には寛容になろう

自分のテニスに完璧を求める方は、えてして「他者のテニスにも完璧を求めてしまいがち」となることが多いです。

全員では無いですが、そういう方は自分が一生懸命やっている局面で、他者(相手やパートナー)が簡単なミスをすると許せなくなり、文句を言ったり傷つく言葉を言ったりしてしまいます。

でもそれではいけません。相手の立場になって考えてみましょう。

「確かにミスをしたのは悪かったけど、そこまで怒ることか?プロを目指してるんじゃないし。」

「こちらのミスを攻めるけど、あなたもさっき重要な局面で簡単にリターンネットしたよね。同じじゃん!」

このように、相手の立場を考えない行動や言動をしていると、他者はあなたとテニスをしてくれなくなってしまうかもしれません。相手が居なければ当然上達もあり得ません。

「自分のミスには厳しく!相手のミスには寛容であれ!」

このことを考えながらスクールでのレッスンに臨んでください!

まとめ

テニススクールで上手くならないと思っている方への解決法

テニスの上達は爆発期と停滞期がある!停滞期にあきらめず創意工夫をしていつか来る爆発期のために練習することが大切!

自分の上達の目的を考え、それを持ってスクールに通いましょう!

自分も同じミスをしている!他者のミスには寛容であれ!

以上、参考になれば幸いです!


テニスの上達が早い人はどういう考え方をしているか?を詳しく解説した記事は「テニスの上達が早い人の考え方5選」で詳しく解説しています。

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